富士山とともに
次の100年へ

富士山の環境保全

基本的な考え方

創業当時の富士山麓一帯は真っ黒な溶岩野原が広がる土地でした。富士急グループはその土地に土を運び、木を植え、以来今日に至るまで自然の再生とその保全を行っています。事業開発にあたっては、法令を遵守することはもとより、環境と観光の共存を図っています。

推進体制

富士急グループは、全社的規模で、富士山を中心とした地域社会の環境保全および全地球的規模での環境保全に積極的に貢献するために、法令、条例などを遵守し、環境負荷の低減に尽力しています。

水資源の保護

自社社有地や借地を活用し、富士山の地下水の涵養能力を高めていくために、山麓・山腹での森を育む活動を推進しています。また、採水状況のモニタリング、省水設備や節水設備の導入など、水資源を守り、育てるための活動を行っています。

生態系に与える影響への対策

周辺の自生植物のみを植栽し、外来種の侵入を防ぐとともに、周辺に住む動物の生息地を整備していくことで、富士山の多様な動植物を育む場をつくっています。また、大気汚染や水質汚濁、土壌汚染、その他有害物質に関わる法令、条例などを遵守し、環境汚染を防止するとともに、法令、条例などの規制対象とならないものについても、汚染・汚濁物質の排出抑制に努めています。

景観の保護

国が定める自然公園法や、地域の自治体の景観条例などを遵守し、開発に関わる部署でその規則を理解するとともに、コンサルタントなど専門家とも相談し、しかるべき手続きを行いながら、モビリティや観光施設、別荘地に至るまで環境に調和するよう取り組んでいます。

具体的な取り組み

富士急SDGsツアーの実施

環境保全の啓発活動の一環として、教育機関向けに施設やモビリティを利用したSDGsツアーを行っています。 SDGsツアーでは、電気バスやWOSH(水循環型ポータブル手洗い機)など富士急グループならではのサステナビリティに関わる取り組みの見学、当社の外国人受け入れの最前線となっている河口湖駅や下吉田駅・忠霊塔の見学を通じて、サステナビリティへの意識やグローバル化について学ぶ機会を提供しています。

富士急SDGsツアーの様子

富士急SDGsツアーの様子

サステナビリティについて学ぶ学生たち

サステナビリティについて学ぶ学生たち

海ごみゼロプロジェクト in やまなし

富士急グループでは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で行う「海ごみゼロプロジェクト in やまなし」(事務局 UTYテレビ山梨)に参加しています。これに合わせ、富士汽船で実施している山中湖の白鳥の生態を学ぶことが可能なエコツアーを海ごみゼロプロジェクトバージョンとして実施しました。イベント初日には、山中湖の自然や海を守ることの大切さを伝えるため、山中保育所の園児を対象に招待会を開催しました。また、山中湖周辺の富士急グループ各社ではごみ拾い活動を定期的に実施し、山中湖の環境保全のための取り組みを行っています。

海ごみゼロプロジェクト in やまなしの様子

海ごみゼロプロジェクト in やまなしの様子

園児を対象にした招待会

園児を対象にした招待会